不登校新聞

386号 (2014.5.15)

第386回 『僕は僕でよかったんだ』出版

2014年05月15日 14:56 by kito-shin


連載「不登校の歴史」


 不登校をした子どもたちによる映画製作を紹介したが、同時期に取り組まれたちょっとユニークな本の刊行についても記しておきたい。
 
 これも「東京シューレ」25周年記念事業の一つであり、スタッフによる編集委員会で企画されたものだが、25年をふり返っての叙述ではなく、そこに生きていた子どもが今、大人・若者として暮らしている、そのOB・OGたちに登場してもらう本にしたい、というのがポイントになった。
 
 フリースクールが知られていくにつれ、親や世間の関心は「フリースクール卒業生たちの進路がどうなっているのか」であった。「不登校した子どもは自立できないのではないか」「まともに生きていけないのではないか」という不安や言説は、1970年代からずっとあったことで、いわば、不登校(登校拒否)が容認されない社会的足場になってきた。それならば、東京シューレOB・OGが、四半世紀経って、いまどう生きているのか、これをインタビューで聞くことは、先述したニーズにも応えられるのではないか、と考えた。
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