2017年8月25日、子ども支援に関わるNPO団体が協同メッセージ「学校へ行きたくないあなたへ、味方はココにいます」を発信した。「全国不登校新聞社」の呼びかけに協同で名を連ねたのは、「チャイルドライン支援センター」「フリースクール全国ネットワーク」「登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク」「ストップいじめ!ナビ」など、計5団体。
“休んでいい”その先の安心を
今回、メッセージを発信する趣旨は、大きく2つ。「味方がいること」「その味方はどのように相談に乗ってくれるのか」を子どもに伝えることだ。
子どもの自殺が最も多いのは「9月1日」とわかって以降、NPOなどの市民活動のみならず、文科省をはじめとした行政機関も長期休み明け前後の子どもの自殺を防ごうと、さまざまな取り組みを展開してきた。
しかし、その一方で、今年7月には千葉と広島で、8月には北海道で子どもの自殺が相次いで起きた。また、近年は前倒しで新学期が始まる地域も増えてきていることから、「休むこと」の大切さをより多くの子どもたちに伝えるために、休んだ後で誰がどのように支えてくれるのか。休んだ先の安心を少しでも見えるようにすることで、「休むこと」の最初の一歩を後押しするのが今回のねらいだ。協同メッセージは、順次、連名団体のホームページなどでも閲覧できるようになる予定。(東京編集局・小熊広宣)
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読者のみ 埼玉で小中高校生向けの学習塾を経営している、キャリアコンサ...