不登校新聞

394号 (2014.9.15)

15歳の当事者手記 “親も私も本心を隠していた”

2014年09月12日 15:48 by kito-shin


 不登校になる前、私は学校が好きだった。
 
 勉強が好きだったし、行事や委員会の仕事にも積極的に参加していた。小学生のとき、あまり学校に来ていないクラスメイトがいた。私には、そのクラスメイトがすごく怠けているように見えた。少し見下してもいた。
 
 中学3年生の4月。親の仕事の転勤が決まり、和歌山県から東京都に引っ越した。私は新しい学校でもやっていけるだろうと思っていた。でも転校初日、すでに学校が怖かった。
 
 3年生は、中学校最後の年。そこでは人間関係がもうできあがってしまっていて、私が入れてもらえるスペースなど、少しもなかった。クラスメイトが私をジロジロ見てくるのも嫌だった。教室はもちろん、廊下でもトイレでも、通学路でも私だけほかの人とはちがうものとして存在していた。早くほかの人と同じになりたかった。そのためにがんばって学校に行き続けた。「そのうち慣れる」と自分に言い聞かせて。

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