若者の労働問題にとり組むPOSSEが東京・恵比寿にて07年11月18日、シンポジウム「脱企業社会~新しいライフスタイルを求めて」を行なった。
POSSEでは昨年度、若者が置かれた労働環境について「若者のしごと3000人調査」という街頭調査を行なった。引き続き、今年度に実施された街頭調査では500人から回答を得た。今回の調査では、職場での悩みの有無や結婚観などといった雇用や生活意識の実態について調査を行なった。
今回の調査結果で注目すべきは、仕事に対する「やりがい」についてである。非正規社員で7割、正規社員で8割以上の若者が現在の仕事に「やりがい」を感じているという結果が出た。非正規社員は「感謝、承認、貢献、接客」といった事柄にやりがいを感じる傾向が強く見られる一方、正規社員は「意見が通る、責任感、充実感、達成感」といったことから「やりがい」を感じているという結果が見られた。双方とも仕事に「やりがい」を感じているが、その中身が質的にちがうということが明らかになった。
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