不登校新聞

232号(2007.12.15)

ひきこもって広がる景色

2014年12月11日 16:05 by nakajima_


今回取材したのは金子憲司さん(45歳)。これまでの経緯とひきこもりから得たものがなんだったのか、その点についてうかがった。

 金子憲司さん(45歳)、現在無職。求職活動もしていない。

 高校卒業後に10年間のひきこもり生活に入る。27歳のとき、アルバイトを始め、つぎに勤めた写真屋では、正社員として8年間勤め、離職。その間、一回目の結婚をした。それから約10年間ほどは、転々とフリーターを続け、ときに親の援助も受けながら、生活をやりくりしてきた。今年、2月末にも10カ月間、働いた職場を辞職した。現在の生活費は再婚者のお連れあいの給料(15万円~20万円弱)と、貯金を使いながらまかなっている。子どもがいないとはいえ、二人で15万円からの給料では厳しい。ただ、持ち家であることが、すこし生活の負担を減らしている。先行きは不透明だが、不安は感じていないらしい。そうした心境には、ひきこもりが関連している。

 「なぜ、ひきこもっていたのかを説明するのは難しいんだけど、父親のことが大きかったと思う」。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「不登校をしたら行き場がない」と思ってた私が仕事に就くまで

524号 2020/2/15

7年間ひきこもった僕の過去、社会復帰のためには隠すべきなのか

524号 2020/2/15

不登校だった私が思う「親が子どもを待つ」難しさとその意味

523号 2020/2/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

524号 2020/2/15

「なんもできませんが僕を貸し出します」というツイートが、瞬く間にネット上で...

523号 2020/2/1

本紙「子ども若者編集部」は2019年12月15日、イベント「不登校経験者が...

522号 2020/1/15

ふつうの学生生活を送りたいと言われて親は何をすればいいのでしょうか。函館圏...