不登校新聞

215号 2007/4/1

教師の体罰で小5自殺、両親が提訴/学校は校内アンケート廃棄

2015年07月27日 15:52 by kito-shin
2015年07月27日 15:52 by kito-shin


 北九州市で小学校5年永井匠くん(当時11歳)が首をつって自殺した問題で、原因は担任教諭の体罰によるものだとして、両親が学校管理者の市に総額約8100万円の損害賠償を求める訴えを福岡地裁小倉支部に起こした。
 
 訴状によると、2005年4月、担任の女性教諭が着任以来、匠くんに対し、頭部を殴る、耳を引っ張る、平手打ちをする、廊下に引きずり出す、蹴るなどの日常的な体罰がくり返し行なわれていた。2006年1月には、匠くんと同級生のケンカから担任に平手打ちをされたことを受け、匠くんが泣きながら帰宅。両親に「学校を辞めたい」と体罰を訴えた。教育委員会はこうした事情のもと、2006年1月に担任に退職勧奨を行ない、担任は辞職願いを提出。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「不登校の要因はいじめ」子どもと教員、認識差に6倍の開き

624号 2024/4/15

東京都で2万円、富山県で1万5千円 全国の自治体で広がるフリースクール利用料の補助のいま

622号 2024/3/15

「不登校のきっかけは先生」、「不登校で家庭の支出が増大」約2800名へのアンケートで見えてきた当事者の新たなニーズ

619号 2024/2/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

625号 2024/5/1

「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…