連載「親のための不登校Q&A」vol.20
子どもが不登校になったとき、親はどうしたらいいのかわからなくなります。まわりに信頼して相談できる人がいれば幸いですが、そうでなければネットで情報を得ようとします。ネットで「不登校」と検索すると、いろんな考えが出てきて、今度は何を信頼していいかわからなくなってしまうという悩みが出てきます。
「待つことが大事」「ただ待っていては長引いてひきこもりになる」など、真逆のことを言われたり、強引に働きかけて動き出したという例を出されると「それもいいのか」と思わされます。
「強引に働きかけても、たしかにうまくいく例もあるかもしれない。でも、下手をすると死を選ぶこともある。親はそういうリスクも覚悟しないといけない」という話を聞いたことがあります。私は、親にそんな権利はないと思っています。
学校に行くか行かないかということは、命を懸けるほど大切なことなのでしょうか。生きているということ以上に大切なことがあるのでしょうか。
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