2015年1月30日、私たちの期待を乗せて、国の「フリースクール等に関する検討会議」が始まった。
私たちというのは、フリースクール関係者、不登校の子どもをもつ親・親の会関係者、オルタナティブ教育関係者、多様な教育ができる社会にむけて研究したり活動したりしている市民、マスコミ関係者などで、前年より待ちのぞんでいた。なにしろ、国が、これまでの学校復帰政策を変えて、フリースクール等も視野にいれて子どもの成長を支援していこう、そのためにどうしたらいいかを討議する会議は、史上初であった。
事前に打診されたが、検討会議委員に筆者も就任することができたため、よりワクワクしていたかもしれない。これまで、調査研究協力者会議など、不登校に関係する会議に、民間の現場の人間が正式にメンバーで入ることはなかった。今回は、白井智子さん(NPO法人トイボックス・スマイルファクトリー校長)、西野博之さん(NPO法人たまりば、川崎子ども夢パーク・フリースペースえん代表)、武藤啓司さん(NPO法人楠の木学園理事長)と筆者・奥地(NPO法人東京シューレ理事長、NPO法人フリースクール全国ネットワーク代表理事)の4人が委員になり、その点も期待がもてた。
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