せめて高校は出ておかないと。そう考えているのは、親ばかりではありません。子どもも同じです。
ただし「学校に通うのはどうしてもつらい」と話す子どももいます。その場合、「高卒資格」を取ることはあきらめなければいけないのかというと、そうではありません。「高等学校卒業程度認定試験」(以下、高認)を受けるという道があるんです。
「高認」 ってどんな試験?
「高認」とは、文科省が実施する試験で、夏と秋に年2回実施されています。受験資格は「満16歳以上になる人」と、いたってシンプル。しかも、全日制高校などに在籍している場合でも受験可能です。
国語や数学など全13科目のうち、所定の試験に合格することにより、高校卒業者と同等の学力があると認められます。
それにより、大学や専門学校の受験資格が得られるほか、就職や資格試験などにも活用することができます。いわば「高卒“同等”資格」です。
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