不登校新聞

504号 2019/4/15

不登校だった僕は、土屋太鳳にあらがえない説【仮説なんですが】

2019年04月12日 11:06 by kito-shin
2019年04月12日 11:06 by kito-shin

連載「仮説なんですが…」vol.31

 僕は元不登校児でいまも立派なひきこもりだ。そんな僕に世間の風当たりが強いのは、世の中のほうが遅れていて、僕のほうが未来を生きているから。

 だけど、こんな自信過剰の僕を動揺させる女性がひとりだけいる。それが土屋太鳳だ。

 彼女は、NHKの朝の連ドラや多くの映画に出ている女優だから知っている人も多いかもしれない。土屋太鳳は、僕が失ったアオハル(青春)を刺激する。

 僕は学校に適応できず、そのシステムを憎んだことすらあったけれど、そこでしか生まれないアオハルに嫉妬してしまう。

 無責任で、野蛮で、大雑把で、不均衡で、大嫌いな学校だからこそ生まれるアオハルは、僕を魅了した。ときに狂気が人を魅了するように。

映画で蘇る幻のアオハル

 土屋太鳳は、学園モノの映画に出てJK(女子高生)役を演じることが多い。彼女はアオハルの魅力を最大限に体現しており、僕を苦しめた。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

自虐ネタで幸せになれない、ふたつの理由

555号 2021/6/1

働くことがずっと怖かった私が見つけた「楽しく働くための条件」

554号 2021/5/15

やりなおしがきかないのは「歯」、5年ひきこもった経験者の実体験

553号 2021/5/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

625号 2024/5/1

「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…