僕は元不登校児でいまも立派なひきこもりだ。そんな僕に世間の風当たりが強いのは、世の中のほうが遅れていて、僕のほうが未来を生きているから。
だけど、こんな自信過剰の僕を動揺させる女性がひとりだけいる。それが土屋太鳳だ。
彼女は、NHKの朝の連ドラや多くの映画に出ている女優だから知っている人も多いかもしれない。土屋太鳳は、僕が失ったアオハル(青春)を刺激する。
僕は学校に適応できず、そのシステムを憎んだことすらあったけれど、そこでしか生まれないアオハルに嫉妬してしまう。
無責任で、野蛮で、大雑把で、不均衡で、大嫌いな学校だからこそ生まれるアオハルは、僕を魅了した。ときに狂気が人を魅了するように。
映画で蘇る幻のアオハル
土屋太鳳は、学園モノの映画に出てJK(女子高生)役を演じることが多い。彼女はアオハルの魅力を最大限に体現しており、僕を苦しめた。
読者コメント