不登校新聞

504号 2019/4/15

居場所が「不登校の受け皿」になるとアブナイ気がする

2019年04月12日 11:52 by kito-shin
2019年04月12日 11:52 by kito-shin

 不登校の子らが集まる居場所やフリースクールは「不登校の受け皿」だと言われています。居場所の運営者やスタッフがそう言われたくなくても、世間的な認知は受け皿です。私自身も不登校だったのでフリースクールが自分の受け皿だと思っていました。 

  一方、公立の小中学校の先生も「自分たちは子どもの受け皿だ」という認識を強く持っていることに最近、気がつきました。 

  ある先生は「学校が不登校の子を見放したら、その子の教育の権利が奪われてしまう」と話してくれました。だからこそ、その先生は、忙しい時間の合間を縫って、不登校の子に電話をし、家庭訪問をしていました。あまり時間がない日は同級生にプリントや手紙を届けてもらったそうです。 

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

自虐ネタで幸せになれない、ふたつの理由

555号 2021/6/1

働くことがずっと怖かった私が見つけた「楽しく働くための条件」

554号 2021/5/15

やりなおしがきかないのは「歯」、5年ひきこもった経験者の実体験

553号 2021/5/1

読者コメント

バックナンバー(もっと見る)

611号 2023/10/1

小学生を中心に高い人気を誇る『かいけつゾロリ』シリーズ。35年以上このシリーズ…

610号 2023/9/15

「親として余裕を持ちたい」。そう思っていても、忙しい日々のなか気持ちの余裕を持…

609号 2023/9/1

「はみ出してしまう人間のおもしろさが好き」と語るのは、従業員全員が若年無業者と…