不登校新聞

252号(2008.10.15)

第7回 目に見えない縛り

2014年07月03日 15:18 by 匿名
2014年07月03日 15:18 by 匿名

連載「学校のナゼ」


 今回の「学校のナゼ」は、本紙理事であり、東京シューレ葛飾中学校に務める木村砂織さんに執筆していただいた。

 「『学校のナゼ』という連載をFonteでやっているんだけど、何かエピソードない?」。葛飾中学校のスタッフルームにいた子どもたち何人かに聞いた。

 「前の中学校のとき、通学は制服でないといけないけれど、学校に着いたらジャージに着替えていた。でも学校から登山に出かけたときは、制服でないといけなかったんだよ~、おかしいよねぇ?」……たしかに。

 そういえば、はるか昔。私が中学生のころも、ものすごくダサいデザインのジャージ上下を買わされたことを思い出した。たしか紺に白のラインが入っていた。ジャージ、やはりいまだ健在だ。

 つづいて、中1の女の子がいくつか例を挙げてくれた。「髪を結ぶときに、中1は2つ結びでないといけない。中2になったらポニーテールやほかの結び方ができる」、「中1ではバックキーホルダーはつけてはいけない」、「中1は暑くても長袖を、腕まくりしてはいけない。中2になってから二つ折りにしていいことになっていた」

 無意味を転換する学校

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