
このたび、内閣府の発表により、「18歳以下の子どもの自殺がもっとも多かった日」が明らかになりました。9月1日、多くの学校で新学期が始まる日です。
夏休みのあいだは、「学校に行かなきゃ」との思いから少しだけ解放される、つかの間の休息期間です。
しかし、もうすぐ新学期が始まります。学校のことを考えるたび、つらい気持ちになっていませんか。そのつらさを誰にも打ち明けられず、一人で悩んでいませんか。
明日、学校に行きたくないと思っているあなたへ、一つだけお願いがあります。「学校に行けない自分はもう死ぬしかない」と、自分で自分を追い詰めないでください。身も心もボロボロになるまで頑張り続けたあなたに必要なことは「休むこと」です。
誰かと比べる必要はありません。あなた自身がつらいと感じたら、無理して学校に行こうとせずに、まずは休んでください。学校から逃げることは恥ずかしいことではありません。生きるために逃げるんです。
全国不登校新聞社は今日、緊急号外を発行しました。「学校に行くかどうかで悩み、葛藤しているのはあなただけじゃない」ということを知ってほしいと思い、不登校経験者の体験談が載っています。そして、今思っていることを聴いてくれる相談先も載っています。
あなたのつらさを、あなたと一緒に考えてくれる大人がいることを、この号外を通じて知ってほしいのです。だから、もうこれ以上、あなたが一人でつらい気持ちを抱え込む必要はありません。
私たちはあなたに、生きていてほしいと願っています。
学校に行くのがつらければ、まずは休んでください。
2015年8月18日(火)
全国不登校新聞社
読者コメント
senoritam
一般公開 こども達に学校以外の選択肢を増やすために大人ができること