不登校新聞

緊急号外(無料)

9月1日の子どもの自殺に思う 不登校経験者・恩田夏絵

2015年08月31日 11:44 by koguma

 

「学校に行かないことは逃げ、甘えなんだ」
「学校に行かないと幸せになれない」

そう、言われたことは、1度や2度ではありません。

小学2年生で
不登校になり

 私は小学2年生から学校に行ってません。何度も行こうとしてはまた行けなくなって、の繰り返し。自分は大人になっても、仕事をしたり、家庭を持ったりすることはできない、誰も私のことを必要としていないんだと、思っていました。学校というところから、何度も何度も「逃げました」。

 だけども、私は今、幸せです。
お金持ちではありませんが、毎日仕事をして、2年前に結婚(式)もしました。
大変なこともまだまだあるけど、それでも毎日生きています。

大人が正しい
とは限らない

 大人になった今わかることは、大人たちが話すことが正しい、とは限らない、ということです。ほんとに大事なことは、学校に行くことではなく、あなたがなにを好きで、なにが嫌いで、なににおかしいと思うのか、ということを考え続けることにあるのだと、私は思います。

 もしかしたら、近くにいる人たちは、あなたのことを理解してくれないかもしれません。でも世界はもっともっと広くて、たくさんの人がいて、色んな考え方があります。あなたのことを、愛おしく思う人も、あなた自身が、素敵だなーと思う人もいるはずなんです。

 そのひとたちにたどり着くために、学校に行かない選択肢をとることは決して悪いことではないです。

 どうかそこで終わらないで。
 
 逃げ続けて、生き延びて。
 
 ともに生きてゆきましょう。


国際交流NGOピースボート
グローバルスクール・コーディネーター
恩田夏絵
 
 

 

 

関連記事

学校での同調圧力が僕はずっとツラかった

539号 2020/10/1

不登校経験者4名が綴る。「私はこの言葉に救われ、支えられた」

538号 2020/9/15

過干渉な母との20年、解放のきっかけは夫の一言

538号 2020/9/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

539号 2020/10/1

俳優として活躍する佐藤二朗さん。かつては「暗黒の20代」をすごしていたとい...

538号 2020/9/15

戦後から現代へ、歌い手として生き抜いてきた加藤さんにお話をうかがった。

537号 2020/9/1

「ドアの向こうで息子が死んでいたらどうしよう」と不安に思う日もあったという...