不登校新聞

214号 2007/3/15

不登校の「卒業を渋る校長」とは

2015年09月24日 15:39 by kito-shin


 Aさんは、小学校からの不登校であり、中学生になってから転居・転校をした。母親は校長に「本人の意思を尊重したいので、休んでいることを認め、そっとしてほしい」と依頼。その後は、そのまま平穏に月日が流れた。ところが、中学3年生になってから、母親に「このままでは卒業させられない」「学校関係者と直接、子どもが会うか、健康診断に行って元気であることを証明する書類を提出するか、どちらかにするように」と、校長が言ってきた。どちらの案も、Aさんが拒否したため、今度は「外出の際、こっそり会うように玄関先で張りこむ」「ホームシューレの職員が子どもに会って報告を出すように」などと言い、校長は別案を出してきた。Aさんはホームシューレの会員であり、スタッフが個展を開いた際に直接、話をしている。そのスタッフが協力のため、校長に連絡したが、個展が1年ほど前だったため、校長は卒業を認めなかった。その後も校長は「直接確認」と「本人の学習成果物提出」を卒業条件とする態度となり、筆者も、県の不登校対策委員を紹介、親も相談に行った旨などを電話で何度か交渉した。2月に入ってからようやく譲歩が見られ、母親がAさんのようすを書いた文章とAさん自身の卒業希望の意志を書いた文章を提出することによって、2月末、卒業が認められた。
 

小学生も

 
 Bさんは、小学1年生からの不登校で現在は小6。昨年11月ごろ、教頭と担任教師から、保護者に「校長が2月に卒業認定をするため、認定材料がほしい」との話がなされた。
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