不登校新聞

480号 2018/4/15

学校にも家にも居場所のなかった私がフリースクールをつくるまで【Riz代表 中村玲菜】

2020年10月14日 15:12 by motegiryoga



 今回執筆したのは、フリースクール「Riz」代表・中村玲菜さん(21歳)。中村さんは自身の不登校経験から「自分と同じ悩みを抱えた人たちの居場所をつくろう」と決意し、「Riz」の立ち上げ準備をしている。

 私が初めて不登校になったのは、中学1年生の春。これからどんな体験ができるのか、ワクワクする胸をおさえながら校門をくぐった日からわずか2カ月後には、クラスでのいじめによって学校へ行けなくなりました。

 不登校の罪悪感や、あたり前のことができない自分への嫌悪、将来への不安。いじめから逃れることはできたものの、安心して眠れる夜なんてどこにもなくて、学校へ行くことを期待する両親からのプレッシャーにつねに追いつめられていました。

 結局、3学期のはじめから学校に復帰しましたが、いじめが再発し、2年生にあがってすぐ不登校に逆戻り。両親は「またか」という感じで、家にもどこにも、わたしの居場所はありませんでした。

 クラスメイトと鉢合わせするのが怖くて日中は出歩けず、SNSを使ってみても、ネット上の意見は「学校に行かないのは甘えだ」などの心ない言葉ばかり。毎日毎日声を殺して泣き続け、最終的には涙も枯れて、自分の感情すらわからなくなりました。

 こんなに苦しいことばかりならいっそ……と自ら命を絶とうとしたこともあります。結局は途中で怖くなって未遂に終わりましたが、しばらくは不安やストレスを自傷行為で落ち着かせることが増えました。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

不登校で数カ月外に出られず 転機はカメラとの出会い

578号 2022/5/15

6年間関わり続けた私にとっての不登校・ひきこもり当事者会

578号 2022/5/15

不登校の僕が漫画家になるまで。おうちで実践した3つの方法

577号 2022/5/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

578号 2022/5/15

2021年、初の民間フリースクールとなる「フリースクールMINE」が鹿児島...

577号 2022/5/1

項目にチェックするだけで、学校と親が話し合いをする際に使える資料にもなる「...

576号 2022/4/15

子育ての話題では、お父さんがどうしても置いてきぼりになりがちです。夫婦です...