不登校新聞

480号 2018/4/15

働きたいけど働けない、当事者が抱える本当の心理とは【不登校・ひきこもり相談員の答え】

2018年04月12日 15:11 by shiko



連載「決まり文句の研究」vol.9

 ひきこもり状態の人は「社会に戻る/戻らないで葛藤している」とよく言われます。不登校状態の場合に「学校に行く/行かないで葛藤している」と言われるのと同じです。たしかにそうなのですが、その内容をもう少しくわしく見ていく必要があると思います。

 ほとんどの当事者は「ふつうの人間になりたい」「人並みの人生を送りたい」という意識を持っています。そのため、心のなかでは「社会復帰・就労しなければならない」と自分を叱咤し、周囲に「就職活動をする」「資格を取るために勉強する」「学校へ行きたい」と公言することも少なくありません。私はこうした意識を『願い』と呼んでいます。

 ところが多くは『願い』から発せられるその発言を実行に移したり、就労支援または就労をゴールとする支援を自ら進んで受けようとはしません。

 なぜでしょうか。

 私は、「就職活動をする」という言葉のあとに、言葉にはならない「続き」があると推測しています。

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