不登校新聞

212号 2007/2/15

最終回 親も叩かれて育った

2015年10月23日 16:49 by kito-shin
2015年10月23日 16:49 by kito-shin


親の気持ち子の思い 最終回

 「言ってもわからないときは、1、2発ぶん殴ってもらっていいですよ」
 
 「先生が腰砕けだから、学級崩壊なんか起きるんです。歩きまわる子は叩いてもいいんじゃありませんか?」
 
 「叩くことはすごい効果があります。どんなに言ってもわからなかった子が、叩いたとたん、おとなしくなりました。学校も忙しいんだから、効果的にやらなきゃ進んでいかれないと思います」
 
 これは全部、親の立場の人の声だ。それも若い親たちの言葉。「子どもを殴らないでほしい」「殴る権利はない」「殴って育てるのは百害あっても、一利なし」など、さんざん語った後にこういう言葉が返ってくる。
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