614号 2023/11/15
「学校や会社とつながることに必死だった」。今回は、不登校の子どもと親の会「Sw…
不登校を考えるのではなく、不登校から、読者とともに考え合っていくこと。それが『不登校新聞』だと私は思ってきた。なぜなら、私自身が不登校から自分を問われ、そこから学校のあり方や社会…
0 いいね!この新聞を出そうという話が持ち上がったとき、幾人もの方が「そんな不登校をテーマに月2回も新聞を発行できるの?」と、疑問というよりは「よしなさい」という忠告めいたニュアンスの声をく…
0 いいね!子どもが大人になることというのは、かつては、考えるまでもないほど自明のことだった。しかし、最近は、それが自明ではなくなって、みんなが悩んでいるように思える。今の時代に、大人になる…
0 いいね!本紙の編集長を交代してもらって、私は大阪で新しい仕事にとりかかることにした。 「編集長を辞めて、どうするの?」と聞かれると、「晴れてニートの仲間入りです」と冗談まじりに答えてい…
0 いいね!思えば、高校のときを最後に16年以上、健康診断を受けたことがない。「ちゃんと受けたほうがいいよ」と言う人もいるが、まったく必要を感じない。というより、それは倒錯した感覚ではないか…
0 いいね!6歳になった息子が「タからアを抜くとどうなるの?」と聞いてきた。最初は何を聞きたいのかわからなかったのだが、聞いているうちに、子音と母音のことをたずねているのがわかった。パソコン…
0 いいね!最近は、甘栗も皮をむいて売っている。私もよく食べているが、あれは中国で一つひとつ、人が手でむいているそうだ。皮をむいてあるのは便利だが、自分で皮をむいて食べると、なんだか食べるこ…
0 いいね!このクリスマス、私は「サンタクロースはいる」とマジメに唱えていた。クリスマスはキリスト教よりずっと古くからの、冬至の季節の祭りだ。暗闇が支配し、死の影がもっとも濃くなるこの季節、…
0 いいね!暑くても寒くても、人はぶつぶつ文句を言うものだと思う。 が、この冬は、なんだか生ぬるくて、調子が狂ってしまう。温暖でも文句を言う私は、どうかしているのかもしれないが、どうもパッ…
0 いいね!水辺というのは不思議と落ち着く。きれいな海や、山あいの渓流だったら申し分ないが、公園の池なんかでも、不思議と落ち着く。自分のなかにうっ積したケチくさいゴチャゴチャや、体に凝りかた…
0 いいね!パソコンや蛍光灯、冷蔵庫などは、ずっとつけていると気づきにくいが、じつにイヤな音を立てている。消したときに、すごくホッとして、ずっと苛立たしい微音を聞かされていたことに気づく。そ…
0 いいね!じつは1月の中旬から、病気らしい病気ひとつしたことのなかった母が入院してしまった。そのため家事のほとんどを自分たちの手でやらなければならなくなった。恥ずかしながら、私は家事のいっ…
0 いいね!近所の子がウチに遊びに来る。それはいいのだが、不思議なことに、ひとり遊びに来てると、次々に子どもが集まってくるのだ。 来ない日はまったく来ないのに、ひとり来ていると、2人、3人…
0 いいね!「バナナが8本あります。2本食べました。残りは何本でしょう?」。息子の小学校の算数の問題だ。学校で彼は「消化するまでは8本!」と答え、先生に「それはちょっと問題がちがうかな?」と…
0 いいね!「前は時間になると後になることもあるよね?」と、7歳の息子が聞いてきた。また来たなと内心思いつつ、「なんで?」と聞くと、「だって昔のことをマエって言うでしょう。なんで未来のことを…
0 いいね!237号本欄に書いた「前」と「後」の話は、まだ解決していない。そのうえ、考えていたら、またナゾが……。 「先」というコトバには過去も未来もある。~年先などという場合は未来、先日…
0 いいね!「ねじれ国会」。メディアがこぞって使うこの物言いが、ずっと腑に落ちない。「ねじれ」とは、関係性において好ましい状態を指す言葉としては一般的に用いられないからだ。これでは、衆参両院…
0 いいね!季節が夏と冬に二極化してきているように感じる。今年の秋は短かった。なんだか春や秋は「ぬるい」と指弾されてるようだ。でも、生き物はぬるいもので、ぬるい季節のほうが心地よい。たぶん、…
0 いいね!昔、数学者の森毅さん(故人)が、本紙インタビューで、こんなことをおっしゃっていた(『この人が語る不登校』講談社2002所収)。 「信念を持っている教師というのは恐いですね。自分…
0 いいね!「学校や会社とつながることに必死だった」。今回は、不登校の子どもと親の会「Sw…
児童文学作家・こまつあやこさんのインタビュー。こまつさんは今年4月、高校を中退…
「起立性調節障害」とは、成長期に発症しやすい身体疾患。起きたくても起き上がれな…